2009年8月6日木曜日

仕事を速くする

 仕事を速くするには、できるだけ、仕事の内容を細かい単位に分割すると良い。
後10分しかないから、できないとか、明日やろうと考えるのではなく、
10分で終わる単位の仕事にしておけば、空いた時間も無駄にならない。
こうすれば自然と仕事が速くなる。
TOC理論というのがある。Total of Constraintsの略で、制約理論などとも言われている。
つまり、ボトルネックがあれば全体の動作がそれに制約されて遅くなるという意味である。

例えば、工場のラインで、1個生産するのに、A工程で1時間、B工程で2時間、C工程で30分かかるのなら、
普通なら、1個生産するのに3時間30分かかる訳だ。
もし、A工程、B工程、C工程を並列化したとしても、それでも2時間は必ずかかるということである。
当たり前。このB工程がボトルネックである。
もしB工程を細分化して45分時間でできるようにすると、今度はA工程の1時間がボトルネックとなる。

ボトルネックを解消するには、工程を可能な限り小さい単位にバラバラに分解して、
ボトルネックが小さくなるように工夫すれば生産性が向上するのである。
そして生産性があがれば、無駄な在庫が減り、生産性は上がり、工場はつぶれなくて済んだという話が、
「The Goal」(イスラエル人物理学者 エリヤフ・ゴールドラット博士著)という本に書いてある。

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